ACRAC ニュース8月号
2023/09/01 | お知らせ
1.2023年度第2回技術部会は9月29日(金)開催予定
- 第2回技術部会は、9月29日(金)に東京都西新宿のオリンパスエビデント社において現地あるいはWEB参加のハイブリッド方式で開催される。
- 今回からは技術部会委員以外の会員にも広く参加を案内することになったので、多数の会員の参加をお待ちします。
- 第2回技術部会については、第1回技術部会で以下の2つのテーマが出ていた。
- 「ブルーカーボン」は勉強する事が多くあるため資料等を収集し次回に再検討する
- 「再生骨材コンクリートのライフサイクル CO2削減量の数値化」
再生骨材の利用によりバージンを使った場合より削減されるCO2排出量を算定できるツールの開発
- 前回7月21日に開催された第1回技術部会では以下のような議事が審議された。
- 再生関連JIS改正に関する報告
- 品質監査要領の見直し(品質監査チェックシート)
- 「ブルーカーボンの拡大における海洋構造物への再生骨材・再生骨材コンクリートの活用」
- 「再生骨材・再生骨材コンクリートに関する CO2 削減量の数値化」
- 会員各社の技術者に対して、広く技術部会への参加を促し再生骨材コンクリートの普及を図る。
- 第2回の技術部会から全会員に対して開催を連絡する
2.コンクリート製造過程におけるCO2削減の取り組み
- 脱炭素社会に求められる低炭素型コンクリートの開発
- 低炭素型コンクリートとは、原料代替やCO2の吸着・固定化によって製造過程におけるCO2排出量を削減したコンクリートであり、その開発には以下の3種のものがある。
- クリンカの使用量を削減したセメントから製造するコンクリート
- セメント使用量を削減して製造するコンクリート
- コンクリート製造プロセスにおいてCO2の吸着・固定化を行うもの
3.第7回TCD会委員による技術フォーラム開催に当たり報告文の提出
- 第7回TCD技術オーラム開催に当たりACRACに報告文の原稿提出の依頼があった。
- 開催日は9月7日(木)13:00~17:00、開催方法はズームによるオンライン。
- 本フォーラム発表の中から1~2件を JCD 年次大会(新潟で開催予定)で発表予定。
- 非会員から報告文提供の要望がある場合は有料(発表会非会員参加費 2,000 円)。
- ACRACからは8月31日(木)に、再生骨材と再生骨材コンクリートに関する概要、供給体制、実績、品質、環境負荷低減、動向など再生骨材コンクリートとACRACの活動を説明する4枚の報告文と24枚の広報資料を提出した。
4.北海道釧路市でコンブの森の取り組み
- 釧路市で地球温暖化の原因となるCO2を吸収する「コンブの森」を育てる挑戦が広がっている。
- 海藻や海草が吸収する炭素は「ブルーカーボン」と呼ばれ、森林に比べてCO2の吸収率が高く、長時間貯蔵できるといわれることから注目が集まる。
- 昨年から釧路市で海藻再生に取り組む
「JBPジャパンブルーカーボンプロジェクト」は今年5月、釧路西港で1m前後のコンブを付けたブイを海に下ろし、観察する実験を始めた。
一般社団法人 再生骨材コンクリート普及連絡協議会 技術顧問 鎌田 隆英