ACRAC-再生骨材コンクリート普及連絡協議会

- Advanced Concrete Recycling Affairs Council -

ACRAC ニュース2月号

2024/02/26 | お知らせ

1.2024年2月19日(月)技術部会及び監査審議会

・2023年度最後の第4回の技術部会および品質監査審議会がWeb.会議で開催されました。
・審議事項は以下によります。

①2024年度品質監査の審議会では、増尾リサイクル㈱の監査が行われ製品品質の明確化のところで文書化の問題が指摘されましたが、判定結果は減点なしの評価で〇適マーク取得工場として承認されました。
品質監査制度の抜き取り検査については、本年度は6社ありすべて合格でした。
②品質監査審議会が終了したあと、2024年3月22日に再生骨材コンクリート委員会が開催されます。資料となる品質監査審議会報告書は、審査結果の表現方法や検査の人数について委員から質問される指摘がありましたが、これについては当該の事業所から説明することにしました。
③再生関連JISの改正について、細野氏から詳細の報告がありました。
④会長から、ACRACは再生骨材活用によるCO2削減量の算定方法等カーボンニュートラルに向けて、社会的認知を考慮した活動を推進してく今後の方向性が示されました。
⑤技術顧問からは、上記のCO2削減の活動を進めるにあたって、陸上のブルーカーボンのみならず、海洋のブルーカーボンについても海洋構造物とACRACとの関連を追及していく指摘がありました。

2.国土交通省総合政策局公共事業企画調整課より建設技術研究開発助成制度公募

・国土交通省 大臣官房技術調査課では、建設分野のイノベーションに資する技術開発を行う企業や研究者を支援することを目的とした「建設技術研究開発助成制度」を運用しており、現在、令和6年度の新規課題の公募を行っています。
・公募テーマは、「新しい工法や材料を活用し、建設分野における生産性向上やカーボンニュートラルの実現に資する技術開発」となっており、建設リサイクルの分野においても、重要なテーマと考えています。

3.2024年2月6日(火)日経新聞記事 生コン出荷量

・昨年の全国の生コンクリート出荷量は、建設工事の遅れや需要減によって比較可能な1976年以降で過去最低でした。
・前年を下回るのは5年連続です。
・全国生コンクリート工業組合連合会がまとめた2023年全国生コン出荷量は、前年比4.3%少ない7155万2007㎥でした。
・全体の7割を占める民需は同2.5%、公共事業など官公需は7.9%減りました。
・生コンクリートの原料になるセメントの2023年の国内販売も5年連続で前年を下回りました。
・12月の全国の生コンクリート出荷量は。前年比5.5%減の619万893㎥でした。

一般社団法人 再生骨材コンクリート普及連絡協議会 技術顧問 鎌田 隆英